「優先順位」

 よく「ものを頼む時には忙しい人に頼め」と言われます。
不思議なことですが、
ゆっくりと時間をかけられると思っている人よりも、
忙しそうで頼むのも恐縮してしまう人の方が
実際にはきちんと早く仕事が出来ていきます。
 これはなぜでしょうか。
その人は時間の管理がうまいということもあるかもしれませんが、
それ以上に仕事の優先順位を
しっかりとわきまえているのではないでしょうか。
それだけに、いったい何が大切なことなのか、
どれが優先されるべきものなのかを判断することが大切です。
 この優先順位を私たちの人生に当てはめますと、
それはまず、私たちを造り、
愛していてくださる主なる神様との交わりを持つということに
なるのではないでしょうか。
一日の初めに聖書を通してまず神様の御声を聞くことこそ、
最も大切なものをいただくひと時となるのです。

「からし種」

 からし種をご存知でしょうか。
とても小さな種ですが、
成長すると数メートルにもなり、
黄色い花を咲かせます。
はじめは地上のどんな種よりも小さかったのですが、
遂にはどんな野菜よりも大きくなり、
その枝には鳥が宿るほどになります。
これがからし種に与えられた不思議な大きな力です。
 神様の御言葉の力は、このからし種にたとえることが出来ます。
初めて御言葉を聞いた時は、
誰でも何を言っているのか分らなかったと思います。
かえって愚かなものと感じたかもしれません。
でも初めはこれが当たり前で、
決して落ち込む必要はありません。
御言葉の力には絶大なものがあります。
なぜなら、御言葉は罪に死に、
絶望の中にあった者に新しい命を与え、
喜びに生かすものだからです。こんなに素晴らしいものは、
世の中の知恵で生み出すことは出来ません。
 たとえ初めは分らず小さなものであっても、
神様は心の内に宿ったその種を確実に大きく成長させ、
御言葉によって新しい後を与えてくださるのです。
 聖書に記されているイエス様の教えの三分の一は
たとえ話と呼ばれるものです。
これはイエス様が自然界の動きや人間の生活体験を使って、
神様の御言葉を説き明かされるという方法です。
まことの神様であり人であるイエス様が、
人間が神様のことを正しく信じることが出来るようにと
語られたお話です。
 イエス様はこのように徹底的に人間の立場を理解し、
へりくだって語ってくださいました。それだけ人々を愛し、
何とかして御言葉を受け入れて欲しいと願っておられるのです。
 ヨハネによる福音書3:17で
「神が御子を世に遣わされたのは、世を裁くためではなく、
御子によって世が救われるためである。」と言われています。
神様はこの世の中の私たちが罪を悔い、
救われることを心から願っておられます。
そのためにイエス様をこの世へと送り、
イエス様を信じる者を救ってくださるとおっしゃっています。
 イエス様はこの素晴らしい救いを
一人でも多くの人が受け入れられるようにと、
わかりやすいたとえ話を使ってまでお語りくださいました。
ここにイエス様の熱心さと
私たちに対する深い愛を見ることが出来るのです。
 親しい方々と食事をするのはとても楽しいひとときです。
ご飯を食べながら話をし、交わりを深めることも出来ます。
 イエス様は私たちとまるで楽しい食事をするかのような
親しい関係を作りたいと願っておられます。
私たち一人一人と心を一つにして歩みたいと
考えておられるのです。
なぜそのようにお考えなのでしょうか。
それは私たちにとってイエス様と強い絆で結ばれていることが、
人として最も自然な喜ばしいことだからです。
 でも人の側からはこのことに気づきませんので、
イエス様のほうから御言葉をもって近づいてきてくださいました。
そして私たちの心の扉を叩いて、
早く私を中に入れてください、
戸を開けてくださいと呼びかけておられるのです。
 私たちのほうから出て行かなくても、
イエス様は来られています。あとはこちらから、
さあどうぞお入りくださいと心の扉を開けさえすればよいのです。
 「見よ、わたしは戸口に立って、たたいている。
だれかわたしの声を聞いて戸を開ける者があれば、
わたしは中に入ってその者と共に食事をし、
彼もまた、わたしと共に食事をするであろう。」
(ヨハネの黙示録3:20)

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