大相撲の熱戦が繰り広げられてきましたが、
ある時解説者が次のように話しているのがとても印象的でした。
「一番強い人が一番基本に忠実だから強いはずだ。」
それはしこ、てっぽう、ぶつかり稽古など、
お相撲さんにとって
最も基本となることに忠実に励んでいるということだったのです。
基本は面白いものではないかもしれません。
むしろ煙たがれ、
派手なものを求めたくなるものです。
けれども、
表にあらわれるものの背後には基本の積み重ねがあり、
いかにこれに打ち込むかが重要になります。
ところで、この基本は「基になる本」という字を使います。
「本に基礎を置く」と言い換えてもよいでしょう。
そしてこれこそキリスト教の生き方そのものです。
「ザ・ブック」本の中の本といえば、それは聖書です。
それならば、と聖書を読んでみますと、
漫画を読むように面白くありません。
絵も写真もなく、
聞いたことのない人名や地名がカタカナで次々と出てきます。
しかし、そこで飽きないでじっくりと読んでいきますと、
やがて一つの出会いが起こります。
それは聖書の主人公、
キリストとの出会いです。
基本に忠実に、
そこに私たちの命の源なる方との出会いがあり、
私たちの魂が潤されるのです。