ある宮殿の庭の植物たちがどうも元気がありません。
でもほどなくしてその原因が分りました。美しいバラが、
あーなんで私は一時しか咲かないのだろう、
おまけにきれいなバラにはとげがあるなんて悪口を言われて。
それに比べたら杉さん、
あなたは立派になってお家の材料になって
役に立てるではないですか。
いやいやとんでもない、花粉症なんて言われて肩身の狭いこと。
それに比べたらブドウさん、
あなたは豊かに実を実らせておいしいおいしいと
喜ばれていいですね。
いやいや、私なんか満足に立てないのですから
棚など作ってもらって情けない、それに比べてなどとやっていますと、
明日までかかっても終わりません。
ところが地面にひっそりと、しかし生き生きと桜草が
咲いているではありませんか。
私は桜草、桜草として咲くようにと期待されているのだから
精一杯ここに咲きますよ、と。
そうです。この私が私として輝きたい、
それは人と比べて一喜一憂する人生に別れを告げて、
私を私として造り生かしてくださっているところの、
唯一のまことの神様によって可能となる世界がここになります。
この自己中心ではなく、
神に従う人生がどれほど素晴らしいかを示してくださったのが、
イエス・キリストなのです。
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