旧約聖書に出てくるアブラハムは、ある時、
神様から「あなたの子孫を大地の砂粒のようにする。
大地の砂粒が数え切れないように、
あなたの子孫も数え切れないであろう。」と言われました。
けれども、その時にアブラハムは、もう75歳を超えていました。
そしてそれから10年たっても
一人として子どもは与えられませんでした。
そのような中で、ある日神様はアブラハムをテントから連れ出し、
「天を仰いで星を数えることができるなら、数えてみるがよい。
あなたの子孫はこのようになる。」と言われたのです。
 こうして神様は現実の生活の場からアブラハムを連れ出し、
天を見上げさせ、神様の素晴らしさを示そうとされました。
アブラハムはこの神様を信じました。
そしてやがて約束通り、
砂の粒のように、天の星のように与えられた子孫たちは、
アブラハムのことを「信仰の父」と呼んだのです。
 アブラハムはテントの中にいて現実ばかり見ていました。
しかし、神様はそこから出て、星を数えてみよと言われたのです。
もちろん、星の数を人間には数えることは出来ません。
壮大な宇宙を造られた神様だけが知っておられることです。
この天の神様に心を向ける時に、
見失っている大切なものを見ることが出来ます。
 「あなたの天を、あなたの指の業を、わたしは仰ぎます。
月も星も、配置なさったもの。
そのあなたが御心に留めてくださるとは人間とは何ものなのでしょう。」
(詩編8:4,5)

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